本日は沈in、斉藤inを重点的に稽古しました。
代役で津和野→甲田くん、星→ジャンプさんが演じました。
●沈が開き直る
・大きな布のかかった絵のパネル。決して見られまいと隠していたのにうっかり絵のそばを離れて布をめくられる超コントな動き。
・絵が描けてないことが榎並、星、津和野にバレて言い訳をする沈。台本では早々に開き直っていましたが、開き直るのは後回しのほうがいい。※熊谷にバレてからで。
前も同じ構図を乗せた気がするんですが、鮮やかな土下座なのでついまた載せてしまう。鮮やかかつ軽い。
●OB斉藤登場
・登場の台詞のために直前で熊谷と榎並が「納得できるの!?」などと口論する。
・なぜか在校生のパーソナルデータを知っている(Facebookとかツイッターで見てるんじゃないかという)
・目的を見失うコータさん(パネルを運ぼうとするはずが校歌を歌うことに熱中)
●鹿島と斉藤
・鹿島が現在は国府台高校の教員になってることに嬉々とする斉藤
「俺は外からお前は中から(国府台を守る)」
・一方的な仲間意識
●熊谷にバレる
・斉藤が鹿島に連行されるなかで、布を引っ張ってしまい真っ白なパネルが露わに。熊谷にバレる
→熊谷にバレたことに気づく沈
→それに気づく榎並たち…「絵が!!」よりむしろ「こいつ熊谷に殺される…!」という空気
●榎並「この場で描くしかない」
・熊谷が榎並にノるのが早いか?→台詞を一つ遅らせる
・冨坂「オペ感でやって」…緊急手術のときの、切迫感。
●他人事に
・どんな絵を描くかすら決まってない沈と一緒に考える卒実3人。
・せっかくの提案をあーだこーだ言って受理しない沈。最初はちゃんと考えてる風に、「ただ描く気がない」のを見せるまでを段階的に。
さて、今日の稽古ではほぼほぼ沈さんのシーンばっかりやりました。
沈さん、いかがでしたか?
沈ゆうこ (アガリスクエンターテイメント) |
沈です |
めっちゃ叫んでいる!!
いやほんと、はやくお客様の笑い声を聞きたいものです。
中盤の稽古。
式のスタートが迫って来ているのに厄介な人やトラブルがどんどん登場するあたり。
書き過ぎたところを削って無理やり次のシーンとつなげたら、それはそれで全然大丈夫だったので、このくらいの「急さ」でいいんだな、と。
渦中の「美術部の絵」にまつわる沈の役のダメなやつっぷりが良い。
沈ゆうこってナイゲンで監査とかやってるけど実は「ダメなやつ」「クソガキ」の方が似合うんだよな。ダメすぎて笑える。
ただ、それが演技力なのか、本人知ってる既視感なのか、俺にはもはやわからないんだけど。
あとは「コメディっぽいノリ・動き」を実演したジャンプさんが職人芸すぎて最高だった。なんだか物凄い綺麗な型の演武をみたような感じ。
コータさんと鹿島さんの邂逅のシーンは、そこまでネタとして笑えるってわけじゃないんだけど、なんだかホッコリする。なんだ。今回のコータさんの役について俺が思い当たる節がありすぎるからか。
コータさんは基本軽やかな速い芝居をすると魅力的な人で、暑苦しいのはたまにギャグとして一瞬だけやる印象なんだけど、今回はデフォルトで長いこと暑苦しい感を放出して欲しいところ。
で、ここで鹿島の役の違う面が現れるわけで。そうなった時に「あぁ、そういう人なのね!」と魅力的に映るように、逆算してそれまでのキャラを固めねば。
そして稽古終盤に自分で言った「オペみたいに」「ERみたいに」という指示で、今回の作品のノリを自分で知るなど。そう、急患が運び込まれた時のERみたいな切迫感とテンポで進行したいところ。
今日の稽古では「展開が急なんだよな…でもこれぐらいコントでいいか!」という発見が大きな進歩だったような気がします。
ザクザクといきましょう。
さて、試演会の日も迫っています。
まだまだやることは山積みですが、着々と作っていきますよー。
ご予約お待ちしております!
『卒業式、実行』試演会
2月6日(火)19:00 会場:スタジオ空洞
製作途中段階の本編を上演して、出演者・観客が一緒に作戦会議をする会です。
詳細コチラ