創作日誌 1/23(火)

一週間ぶりの稽古。
病に倒れてた人達が復活!

というわけで日誌もお久しぶりですね。

 

●読み合わせしつつ、解説しつつ、質疑応答など
書きなおし&追加台本が配られたので読んでみました。
何度か稽古した冒頭部分もだいぶ書き直されていました。

 

・冨坂「序盤は漫才です」星さんの合いの手
・校長と熊谷、ハケるのばらけさせた…二人同時にいなくなるとこの場に目的がなくなっちゃうから

・校長が「国旗の掲揚・国歌の斉唱」をすると主張するのは上からの圧力(県教委とか)→矢吹先生が榎並に折衷案を提案するときに「上から言われてるから」と真相を伝える?

・榎並が校長の意見を飲みたくなるようなことを校長に言わせる

●矢吹先生の年齢
・ジャンプさんよりちょい年上くらい。ふんわり感無くしたい

 

●熊谷による国歌斉唱妨害
・熊谷が勝手にマイクで「校歌斉唱」と言ってしまう
・校歌の演奏開始されちゃう
・校歌の長さに合わせて動きをつけるのですが、結構長いので、現状の台詞や先日つけた動きだけだと持て余してしまう。そのため、動きを増やす=ネタを埋め込んでいく作業が、今日のメインでした。

●ネタがどんどん固まりました。
・山岡さんステージから袖に来ちゃう「帰ってください」
→星が周りからギャーギャー言われすぎて諦める「もう帰る!」榎並「帰らないで」山岡「え、帰ってはいけないんですか」榎並「あなたは帰ってください」沈「わたしも帰っていいですか」榎並「あなたは描いてください」

・熊谷vs鹿島・矢吹のルーニーチューンズ的追いかけっこ
熊谷の身動きを封じるために技をかける鹿島。諦めず「卒業証書授与!」を連呼する熊谷。
→持田「ギブアップって言って!」 矢吹「やりすぎでは…?」

動きもたくさん追加されたので、校歌の尺にちゃんとハマりそう!
歌も聞こえるしみんなわーわー言っているのでものすごくやかましいシーンになりそうです。

そのシーンで一際暴れている熊谷さんよりコメントです。

熊谷有芳 (アガリスクエンターテイメント)
今日やったシーン、めちゃくちゃ疲れる!まだ完本してないけど、この作品で一番しんどいシーンかも。特にわたしの肉体への負荷が…!でもこれはかなり楽しいシーンなんじゃないかな。ウチの劇団でこんなに動くことあるかなってぐらい動きが多いし、しっかりつけてるので。台本がまだふわっとしてる状態からこんなに動きを決めていくの珍しいかも。むしろ動き合わせで台詞が決まっていった。怪我などしない(&させない)ように、気をつけたいと思います!安全第一!
てかこの生徒会長マジでずっとキレてるんですけど。心配になります。まだ台本の後半がないんですけど、この怒りやエネルギーが最終的にどう収まるのかまたは働くのか楽しみです。

 

冨坂ノート

しんどぃローパー!
さて、「歌う会」も終わりまして、『卒業式、実行』準備も佳境ですね!
本日はドーンと台本を追加して刷り直した。60ページ、3万字くらいあるけど実はまだ終わってない。そして書くのも立ち上げるのも大変なシーンが出力されずに聳え立っている。屹然そびゆる大変なシーンを見よや。

そんな愚痴はさておき、打ち合わせをすればするほど、書けば書くほど、東京サンシャインボーイズ『ショウ・マスト・ゴー・オン』に近づいている気がする。
似せてるとかじゃなく、劇場の構造から逆算して考えたり、テーマ(俺の国府台高校哲学)に準じて思考していった結果、なぜだか似てしまう。
この感じ、前にもあるぞと思ったら、『ナイゲン』を2012に作った時だ。
クライマックスの決めのセリフを考えていたら、めちゃくちゃ『12人の優しい日本人』に似てしまった時と同じだった。
どちらも、目の前のオリジナルな課題を解決していたら、偶然先行作品に近似してしまったケース。
そして、ナイゲンのあのシーンは未だにホームランだと思ってる。
ということはつまり今回も、ね?

あ、稽古は楽しいです。ガンガン新しい展開が詰め込まれていく。
そして、改めて「紅白旗合戦の続編じゃありません、別物です」と言いたくなるくらい、フィジカルで、転げて行くような、”現場”の話です。

 

[編集後記]普段小さい「ぃ」とか使う人じゃないので、冨坂さんついにイカれたのかな?と思いましたが、シンディ・ローパーだと気づくのに一晩かかりました。ご苦労様です。

 

予約受付中!

『試演会』
2月6日(火)19:00 会場:スタジオ空洞
製作途中段階の本編を上演して、出演者・観客が一緒に作戦会議をする会です。
詳細コチラ