創作日誌 12/5(火)

メンバーのみのネタ出し会議。

 

●冒頭はコント2連発
・「コント、卒業式『プログラム読み上げ』」
…体育館の舞台袖、当日のプログラムを確認する卒業式実行委員長、生徒会長、校長。生徒会長と校長の主張するプログラムが食い違い板挟みになる卒実委員長。

・「コント、卒業式『卒業生が歌う曲』」
…「3年生の歌う曲はコレ」聴いてみる「…これホントに歌うの?(歌えるの?)」
曲について色々つっこむ。

〇「どこかで卒業生(甲田)が登場するんだろうなー」
…序盤のうちに3年生が出てくる。次は「卒業生のことば」まで出てこない。
=「卒業式において卒業生というのは“アガってる”状態。“神”的な存在。」

 

●魅力的な女性主人公像とは
…周りのキャラが強くなることによって、主人公が薄まってしまわないか?

・魅力的な女性主人公といえば(媒体問わず)
・さまざま列挙してみました。
・数ある女性主人公の中でも「まっすぐで・明るくて・素直で・頑張り屋」というような主人公が多いね。

〇ツルツルして何もない主人公にはしたくない
・周りの人物、環境に振り回されるだけだと、ありがちな空っぽな主人公になってしまう。
・何かしら引っ掛かりがほしい

〇「憧れの先輩のために頑張る」ってどんだけ手触りない?by冨坂
・「ない!!!!!」淺越、沈
・「手触りない、ってなに?」熊谷
→実感としてわからない、リアリティがない、「物語のための物語」

・如何せんこういうテーマ(国旗とか国歌とか自治とか)なので、とっつきやすくするためにポップでライトな主人公の設定を作ったものの、あまりに引っ掛かりがない。

〇自分勝手であってほしい
・主人公が「卒業式を成功させなきゃいけない」理由とは?
→いい子であってほしくない。バカみたいな理由だったりツッコミどころのある理由であるべき。

◎憧れの先輩は国府台主義(学校大好き、自治を守る)である
・それに対して主人公は「ちょっと何言ってるかわかんないなー」と思いつつ、先輩のことが好きだから自分もそれにならって国府台好きってことにしている。
・自分が好きな先輩の好きなものは好き理論。
・生徒会長に「あんた先輩のこと好きなだけじゃん」と言われても「ああそうさ、それがどうした!」と開き直れるぐらいのウソッコ国府台主義者。

→入れ違いで生徒会長と先輩から同じこと(国府台愛とか学校の自治に関することとか)言われるのに、リアクションが全然違う、など。

 

●校長サイドの人間が少ない
・生徒側の案に賛成する人が多い。中立も多い。が、生徒案に反対する派が校長しかいないよね、と。
→ならば増やすか?「愛国心ゆえ国旗掲揚と国歌斉唱を行いたい」という人物。
→生徒側にいればバランスがよくなるが、今いる生徒たちにその役割を兼任させると複雑なことになってしまう…

・とは言え、わざわざ先生で腰巾着的な役を作っても勿体ない。卒業式を実行したい主人公を邪魔する人物以外はこの話には必要ない。

・とりあえず、保留!書き進めた時に必要になれば役自体を変えちゃうかもね!

 

●クライマックスについて
…話したんですが、ここについては今回はシークレットとします。
クライマックスをどこにするかは定まっていて、具体的にどうしていこうか?ってことを話しました。組み立てるのが大変そうですが、まずはそこまでのプロセスありきですね。逆にクライマックスありきのプロセス、という組み立て方もありますので、どっちも一緒に組み立てることになりそうです。
また、クライマックス前の流れは出来ました。

というわけで、聞き飽きた謳い文句ですが、
「劇場でのお楽しみ!」です。

 

●生徒会長なにするの?
・どんなテロするの?
…ケーブル切るとか国旗をどうにかするとか、なかなかの過激派。逆に運営側が美術部の絵を使って生徒会長の暴挙を阻止しようとするとか。

 

●国歌斉唱、後回し
・揉めごとが続いて、どんどん先送り先送りになってしまう…
・校長側と生徒側の攻防があってなかなか流せない。
・生徒会長が国歌のカセットをすり替えなど(いまどきってカセットなんですかね?)

 

と、いくらかは収穫がありましたね。
何と言っても課題はクライマックスですね。それまでに、各キャラクターがどういう動きで主人公サイドを妨害していくのかも描いていかなくてはなりません。

さて、これからはザクザクと進んでいきたいところです。

 

 

冨坂ノート
今日はメンバーのみでのネタ出し・脚本会議a.k.a.冨坂が皆に甘えるタイム。
前半戦は「周りが立ってきたことで薄まりそうな主人公像をどう確立するか」。
要するに「卒実委員長・榎並ってどんな主人公像だと良いと思う?」という話。

今回、「卒業式の国旗・国歌」なんていう取っつきづらさ高めの話だからこそ、主人公を「好きな先輩のために」を動機とした「ただ式をつつがなく進行させたい」女子高生に設定した。ガワを取っつきやすく、ポップに、マイルドに、可愛らしくするために。
ただ「好きな先輩のために頑張る女子」って、マイルド過ぎて引っかかりがないのではないかと。ツルっとし過ぎてて意識を通り過ぎていくから、逆に感情移入しないのではないかと。この題材にスムーズに乗っかってもらうために設定した主人公像なのに本末転倒ではなかろうかと。
そんな話になりまして。

古今東西のどんな女主人公を良いと思ったか、皆に聞き、あれやこれや出てきたんですが、やっぱり「あんまり真っ当で健気過ぎても乗れないよね」という結論に。

そこから周りとの関係性の中で出てきた「先輩のことが好きだから先輩の語る“国府台らしさ”とか“自治”とかを大事に思ってる(ってことにしてる)だけの、ちゃっかりした女。ちょっとずるい女(非シャ乱Q)」という案が一番しっくりくるな、と。
生徒会長・熊谷と先輩・甲田が同じこと言ってるのに、お前反応違うじゃん!みたいなネタが行けそうなので、多分採用。

今回、自分の中の「国府台らしいエピソード」をピックアップしては、「テーマに関わるか」という眼鏡で眺めつつも、最終的に「ネタとして描写できるか」というフィルターで濾してエピソードを選んでいます。じゃないとついつい「ここは“お話”になっちゃうけど我慢して語ろう」とついつい物語側に転んでしまう。小さな笑い・ちょっとしたおかしみでも良いので、片足はそちらに残したパーツばっかりで構成しようと思ってます。

後半では「こういう要素を備えたクライマックスを設定したいんだけど、これって物理的に成立する?」というあたりを皆で検証。
『ナイゲン』も『そして怒濤の伏線回収』も、大抵のアガリスク作品のクライマックスの盛り上がりは「架空の話をしてるからあそこまで盛り上がれた」という部分があると思ってまして。あのくらいのリアリティの案が実際に行われるところを舞台上で描くと、有り得なさ、甘えが顕在化して、とても恥ずかしいシーン、端的にいうと「キツいっす」ってなると思うんですよね。
今回は現場を描く劇だからこそ、荒唐無稽な案により説得力が必要なんです。笑えつつ、アガりつつ、必然じゃなきゃいけない。

それがダイレクトに解決したわけじゃないけど、いくつか要素が整理されたのと、あとは「“国歌斉唱をいつやるか”で引っ張る」というのが決まったのが収穫。
争点となる国旗とか国歌の取り扱いって、普通に式やったら最初の方に結果が出ちゃうんですよね。それが本作の問題の一つだった。
国旗の掲揚については開式の段階で決着ついちゃうんだけど、国歌斉唱のタイミング(実施の有無)は先送りにしちゃう。そうすればあとあとまで物語を引っ張れるし、そこから色んな問題を連鎖させられる。
「…このままやらないで終わろうとしてないか!?」「例えばこういうのはどうですか?国歌斉唱を“学校長式辞”の中でやる。そうすれば誰にも止められないじゃないですか〜」みたいな。

そこから先のアツい展開の話も出てきたので、良い感じ。クライマックス前のイベントが結構決まった。
あえて言うなら「ラヂオの時間の作家がブチ切れてスタジオに立て籠もる、それは解決したけど、その結果…?」みたいな構成が作れる。

そして帰り道。
今回の作品は、「モデルの存在」「(あくまで俺の中でのだけど)実在感」を大事にしよう、と思った。
物語的な、テーマの描写のための人物配置のバランスも大事だけど、それだけじゃない「俺の中の国府台機関がビンビンに反応している…!」という部分を大事にしようと。多分それがキャラクターの厚みになり、氷山の隠れた大部分になる。
これは上記の「ネタとして描写できるかフィルター」と矛盾はしないんですよね、説明が難しいんだけど。