創作日誌 1/12(金)

稽古の前半はメンバーで脚本会議でした。

 

●鹿島先生をどこで登場させよう?
・早いとこ登場させたいんだけど、やることない
→すでに脚本に書かれている「熊谷の指示で生徒たちが校門前で生徒用案プログラムを配布している」のを使おう

・校長ハケ際に鹿島登場
「教師の作ったプログラムとは別のプログラムを持っている保護者がいます」と校長に報告
→配布を止めに行く鹿島
→それを止めに行く熊谷
=で、鹿島と熊谷いなくなるという流れ

 

●鹿島先生は熊谷の見張り役
・その後の卒実メンバーがキャイキャイしてるシーンの後に再登場
・何をしでかすかわからない戦闘民族の熊谷生徒会長の見張り役としてついて来る

●吹奏楽部淺越 in
・国歌を演奏するのかしないのか確認しに来た淺越
・熊谷「吹かない」鹿島「吹く」だのに挟まれ、「依頼されりゃ吹くしそうじゃなけりゃ吹かないよ」と言ってクールに応じる淺越

というところまで、現存する脚本に挟み込むかたちで加えられそうな骨組みが出来上がる。

●矢吹先生は校長とセットの人
・教頭にするか?ぐらいまで案が出ましたが、それはなさそう。とにかく、校長派閥の人間であることは決まり。学校と対立気味の左翼教師はなくなりました。

・卒実メンバーと美術部の沈が「絵、何描く」大喜利を始める→矢吹先生 in
・「舞台上には国旗と美術部の絵をどっちも飾るのはどうだ」という折衷案を持ち掛ける
・実際問題絵が描けていなくて間に合わないのでそれを受け入れるしかない生徒側
・さらに開式に間に合わないので「前半国旗、後半美術部の絵」というなんだかよくわからないところで妥結

→そして、絵が描けていないことが先生たちにもバレてしまう

 

●生徒側が国歌斉唱を受け入れる
・いったん、卒実も生徒会長も国歌斉唱を受け入れる流れにしてしまいたい。
→後々生徒会長がゲリラを起こすため(なので生徒会長が受け入れるのはおそらくポーズ)
・「そこで生徒側が受け入れるのは敗北ではないか。シーンとして落ちてしまわないか」という声があがりました。
⇒冨坂「敗北として描写しない。落ちないようにやりたい」

というところから、主人公像の話になりまして。
●「榎並がどういうモチベーションで国歌斉唱を受けいれるのか」
要は「軽く受け入れてしまうのか」、「事態を重くとらえるのか」、という違いなんですが。

●榎並のキャラ変更
・実は冨坂さんは榎並のキャラ変更を企てていました。学校のルールに則って動く『ナイゲン』の監査のような人物にしようとしてまして、新しい台本では国府台高校のルールをつらつらと喋るようなセリフもあったりします。あの監査とは違うけど、テキパキ・しっかり者。
→しかしこの路線はやっぱりやめるらしいです

ちょっとまとまらずに後半の稽古へ。

 

トランペットを吹く淺越くん。
おお…本番ではどうなるでしょうか…

 

この後はエチュードでシーンを組み立てました。

●国歌斉唱をさせないゲリラ
・おとなしく国歌を受け入れたと思ったら、マイクに割り込み「校歌斉唱」と言っちゃう熊谷。
・それに惑わされ慌てふためいたり、熊谷を追及したりする
・2番まで歌う予定だった校歌を4番まで演奏させて、次どうするか決めようとする
・「次は国歌」「次は卒業証書授与」→星「結局どっちなの!?」
・実力行使で国歌斉唱を阻止した熊谷が実力行使で取り押さえられる
・次はいよいよ国歌だというタイミングでどこからかOB斉藤コータが現れ「卒業証書授与」と言っちゃう

 

これを校歌に合わせてやるってなもんで、実際に校歌を流しながらエチュードをしました。
いきなり曲に合わせるのは難しいですが、大体の流れは出来ましたね。

 

冨坂ノート

脚本、難航中!
この創作日誌を読んでくれてる方には今さら見栄はってもしょうがないので書きますが、『卒業式、実行』の理想の条件を叶える台本を書くの、超むずいっす!

バックステージコメディとして15人分の出ハケを処理しつつ、ネタになるようにしつつ、国旗国歌問題のわかりやすいダイジェストにする…CPU足んないわ!

キャラクター的にもネタと国府台っぽさ(今回結構これを重要視してる)を揃えてる良いアイデアがあったり、これ絶対面白いなっていう展開は多めなんですけど、なんだか一向に台本として組み上がらない。

なんだこれは?と思ってたんですが、気づきました。俺、この形式の芝居書いたことないからだ。シンプルに、作り方がまだ身についてないのでした。あちゃー。っていうかそもそも、会議で何か決めるコメディと、嘘ついて誤魔化すコメディ以外ほとんど知らないぜ、っていう。

なので、2012年に初めて(ほんとは再演だけど)ナイゲンを作った時みたいに、一個一個文体?を掴んでいかなければと思ってる。決して時間があるわけじゃないけど。

多分、バックステージコメディに頻出する面倒臭い「出ハケ」というものを逆手にとって、それでもってリズムを作っていくスタイルなんじゃないかと睨んでる。ま、睨んでると言いつつ見てないで書くわけですが。前の問題を処理し終わる前に、逆サイドから新しい問題が持ち込まれる、その繰り返しだと思う。

あと、卒実委員長・榎並夕起をなるべく話の中心に置くために、テキパキ系にしようかと思ったんだけど、やっぱ似合わないからやめる。権限はあるけどヘナチョコな奴にしようかと思っている。どうなることか。

今日は、ネタとして思いついているけどセリフに書き起こしづらいシーンを、エチュードで組み上げてみた。なんとなく形と順番は決まったんだけど、終わってから重要なことに気づいた。これはケイドロだ。ケイドロの面白さだ。コータさんが缶を蹴る。

 

開き直りましたね…!
別にいいですけど。
いやよくないですけど!

さあさあこれはいよいよもって日誌の中の人も頑張って書いてくれとしか言えなくなってきますよ。
頑張って書いてください。

 

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